【 このページのもくじ 】

1. 桂浜の龍馬像について

2. 桂浜の龍馬像は、桂浜のどこにあって、龍馬像まではどうやって行く?

3. 桂浜の龍馬像に大接近して、坂本龍馬像と同じ目線を体感する方法

4. 桂浜に龍馬像はいくつある?

5. なぜ、桂浜に龍馬像なのか?

6. 桂浜の龍馬像まで車で行ける?

桂浜の龍馬像について

桂浜の龍馬像は、龍馬の功績を後世に伝えるために、
龍馬を慕っていた高知県の青年有志が募金活動を行い、
昭和3年(1928年)に建てられたものです。

そして、桂浜の龍馬像は、高知県の彫刻家の本山白雲の作で、
桂浜の龍馬像のモデルになった写真は、
1866年に長崎で坂本龍馬を撮影した写真と言われています。

桂浜の龍馬像の正面写真
(桂浜の龍馬像)

和服の袴(はかま)姿でブーツを履き、
手を懐に入れて太平洋を眺める龍馬像の姿は、
「世界の海援隊」を夢見ていた龍馬らしいと言えます。

高知の桂浜を訪れれば、誰でも自由に龍馬像を見ることはできるのですが、
訪れた人が龍馬像に直接さわることは通常できません。

なぜなら、桂浜の龍馬像の台座の高さは8.2メートルあり、
その台座の上に、5.3メートルの龍馬像が建っているため、
台座を含めた総高さは約13.5メートルになるからです。

そのため、桂浜の龍馬像は、イベント期間を除いて、
総高さ約13.5mの大きさの龍馬像を見上げることになります。

桂浜の龍馬像を見上げた写真
(高さ5.3メートルの龍馬像と、高さ8.2メートルの台座、総高さ約13.5メートル)

ちなみに、桂浜の龍馬像は昭和3年(1928年)に建てられましたが、
現在の桂浜の龍馬像は、平成11年に修復されています。

桂浜の龍馬像は、桂浜のどこにあって、龍馬像まではどうやって行く?

まず、桂浜の龍馬像がどこにあるのかについてですが、
桂浜公園駐車場 又は 桂浜バス停から、
歩いて1分~3分程度の松林に囲まれた小高い丘にあります。

地図上では、下図の位置に桂浜の坂本龍馬像はあります。


次に、桂浜の龍馬像までの行き方についてですが、
桂浜公園駐車場から、できるだけ平坦な道を行く場合は、
下図のように、桂浜の坂本龍馬像まで歩いて行くことになります。

なお、行く途中にある「龍馬の浜茶屋」のすぐ南にある階段を登って、
龍馬像まで行くこともできるので、そちらの方が近道になります。

「龍馬の浜茶屋」のすぐ南の階段の所には、
階段だけでなく、スロープの道もあるので、
自転車や車イスで龍馬像まで行くこともできるのです。

桂浜の龍馬像へのスロープの写真
(「龍馬の浜茶屋」のすぐ南にある階段とスロープ)

また、桂浜公園駐車場から、直接、
坂本龍馬像の所へ登れる階段もあります。


もし、桂浜バス停から、できるだけ平坦な道を歩いて行く場合には、
下図のように、桂浜の坂本龍馬像まで歩いて行くことになります。

また、桂浜バス停から桂浜公園内を歩いて、
「龍馬の浜茶屋」のすぐ南の階段を登って坂本龍馬像まで行くこともできます。


もし、龍馬記念館前バス停でバスから降りた場合には、
桂浜の坂本龍馬像まで行くには、約7分かかりますが、
下図のように歩いて行くことになります。

いずれにしましても、桂浜の龍馬像は桂浜の公園内にあるため、
桂浜公園駐車場、または、桂浜バス停、もしくは、龍馬記念館前バス停から、
普通は歩いて行くしかありません。

桂浜の龍馬像に大接近して、坂本龍馬像と同じ目線を体感する方法

実は、毎年2回だけ期間限定で、
桂浜の龍馬像に大接近できるイベントが開催されています。

それは、「龍馬まつり/龍馬に大接近」というイベントで、
坂本龍馬の誕生日で命日でもある11月15日の前後1ヶ月間と、
ゴールデンウィークの前後1ヶ月の間、開催されています。

「龍馬まつり/龍馬に大接近」の期間中は、
坂本龍馬像のすぐ横に、龍馬像と同じ高さの展望台が設置され、
誰でも料金100円で展望台に登って、坂本龍馬像と同じ目線を体感できるのです。

つまり、普段なら、高さ約13.5メートルもの坂本龍馬像を見上げることになるのですが、
毎年春と秋のイベント期間中の合計4ヶ月間だけは、龍馬像に大接近できて、
龍馬像と同じ目線で太平洋を眺めることもできるというわけです。

桂浜の龍馬像に大接近した写真
(桂浜の坂本龍馬像に大接近)

桂浜に龍馬像はいくつある?

実は、桂浜にある龍馬像は、
桂浜公園内の小高い丘にある1つだけではありません。

確かに、大きくて本物の有名な坂本龍馬像は、
桂浜の小高い丘にある龍馬像だけです。

しかし、同じ高知の桂浜の地には、
他にも2つの坂本龍馬像があります。

1つは、高知県立坂本龍馬記念館前にある坂本龍馬像です。
地図上では、下図の位置です。

坂本龍馬記念館前にある龍馬像は、
地面に建っているので、手で触れることができ、
訪れた人を握手で迎えてくれます。

坂本龍馬記念館前にある龍馬像の写真
(坂本龍馬記念館前にある坂本龍馬像)

つまり、坂本龍馬記念館を訪れた人は、
坂本龍馬像に触れるだけでなく、
誰でも龍馬像と握手をすることができるのです。

もう1つは、桂浜公園内の龍馬の店「レストまつむら」の前にある坂本龍馬像です。
地図上では、下図の位置です。

龍馬の店「レストまつむら」は、桂浜公園みやげ品センター街にあり、
店の前に龍馬像が建っているので、
誰でも龍馬像に触れることができ、龍馬と並んで記念写真を撮ることもできます。

龍馬の店「レストまつむら」の店の前にある龍馬像の写真
(龍馬の店「レストまつむら」の店の前にある坂本龍馬像)

ただ、桂浜の龍馬像と言えば、
やはり、桂浜の小高い丘にある龍馬像が全国的に一番有名で、
銅像の大きさも5.3mと一番大きくて、感動できる龍馬像と言えます。

なぜ、桂浜に龍馬像なのか?

なぜ、桂浜に龍馬像なのかと言えば、
脱藩した坂本龍馬が故郷に戻ってきた時に訪れたのが、
桂浜と言われているからです。

龍馬が桂浜に訪れていたという確実な史料はありませんが、
向かいの岸の種崎にはよく訪れていたということで、
桂浜にもよく来ていたと考えられています。

そして、高知出身の早稲田大学の学生だった入交(いりまじり)さんという方が発起人となり、
高知県内の青年を中心にした募金活動によって、
昭和3年(1928年)に、桂浜の地に龍馬像は建てられたのです。

入交さんは、アメリカの自由の女神に対する形で、
桂浜から太平洋を眺める形で龍馬像を建てないといけないと考え、
最初から龍馬像を桂浜の地に建てることを決めていたそうです。

高知県内の青年を中心にした募金活動によって建てられた桂浜の龍馬像には、
台座の裏に「建設者 高知県青年」と刻まれています。

そして現在、桂浜の丘の上から太平洋を眺める龍馬像は、
桂浜の観光では欠かすことのできない大きな魅力の1つになっているのです。

桂浜の龍馬像まで車で行ける?

桂浜の龍馬像は、桂浜公園内にあるため、
龍馬像のすぐそばまで車で行くことはできません。

また、ドライブ中に車から桂浜の龍馬像を見る、
といったことも、残念ながらできない位置にあります。

そのため、桂浜の龍馬像を見るためには、
桂浜公園の駐車場に車を駐車して、
歩いて見に行くことになります。

ただ、遊覧船やクルーザーなどを利用すれば、
遊覧船の船上から、桂浜全体や桂浜の龍馬像を見ることはできます。